不安障害
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Anxiety
不安障害について
動悸や息苦しさ、不安やこだわりが強く生活に影響している場合に、症状に応じたケアを行います。
パニック障害
何の前触れもなく突然、強い動悸や息苦しさ、めまいなどの症状(パニック発作)が起こる病気です。繰り返し発作が起きると、「また発作が起きるのでは」という不安(予期不安)が強くなり、発作が起きた場所や公共交通機関を避ける行動につながることもあります。
主な症状
- 動悸や心拍数の増加
- 息切れ、息苦しさ
- 胸の痛みや不快感
- 発汗
- めまいやふらつき、気が遠くなる感覚
- このまま死んでしまうのではという恐怖感
治療
ストレスへの対処や生活習慣の調整(カフェイン制限など)を行います。必要に応じて、不安に対する段階的な暴露(エクスポージャー)療法を行います。うつ病を併発している場合や、日常生活に支障がある場合は薬物療法を併用します。
社交不安障害
人前で話す、食事する、会議に出席するなど、特定の社会的場面で強い不安や緊張を感じる病気です。「恥をかくのではないか」との強い恐怖が持続し、日常生活や仕事に影響することがあります。
主な症状
- 人前で話すと動悸や発汗が起こる
- 目立つ行動を避けようとする
- 顔が赤くなる、震えが出る
- 日常生活や仕事の場面を回避する傾向
治療
不安に対する認知修正や、段階的な社会的場面への曝露(エクスポージャー)を行います。症状が強く生活に支障がある場合は薬物療法も検討します。
強迫性障害
不合理だとわかっていても、特定の考え(強迫観念)や行動(強迫行為)を繰り返してしまう病気です。行動や確認がやめられず、日常生活や仕事に影響することがあります。
主な症状
- 手洗いや確認、整理整頓を繰り返す
- 不安や恐怖から行動をやめられない
- 考えが頭から離れず、時間を取られる
- 日常生活や仕事に支障が出る
治療
曝露反応妨害法による症状への対応や、薬物療法を行います。心理教育や生活指導も併せて行い、日常生活の改善を目指します。