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その他の診療内容について
気分や不安以外にも、「うまく眠れない」「対人関係に悩んでいる」など、気になる症状についてお気軽にご相談ください。
統合失調症
周囲の視線が気になる、悪口を言われている気がする、誰もいないのに声が聞こえる、考えがまとまらないなど、さまざまな症状が現れる病気です。脳内の神経伝達物質のバランスの不調が関与すると考えられています。
主な症状
- 現実にはない声が聞こえたり、命令されるように感じる
- 周囲から監視されている、危害を加えられると思い込む
- 考えがまとまりにくく、会話が乏しくなる
- 感情表現が減り、周囲への関心が薄れる
- 学業や仕事、日常生活の継続が難しくなる
治療
早期に発見し、症状に応じた治療を始めることが大切です。薬物療法を基本とし、心理教育やリハビリテーションもあわせて行います。地域のデイケアや作業所、保健センターなどと連携し、社会復帰を支援します。
アルコール依存症
飲酒のコントロールが難しく、節酒ができなくなる病気です。アルコールが体から抜けると手の震えや発汗などの離脱症状が出ることもあります。個人の意思や性格の問題ではなく、医学的な治療が必要です。
現在は「アルコール使用障害」とも呼ばれています。
主な合併状
膵炎、肝炎、心筋症、末梢神経障害、小脳変性症、ウェルニッケ・コルサコフ症候群、アルコール性認知症など、身体への影響も多くみられます。
治療
断酒が必要となるため、心理教育やストレスへのケアを行い、必要に応じて断酒を助ける薬を使用します。うつ病や社交不安障害などの併存疾患をあわせて治療することで、断酒の継続につながります。集団療法が必要な場合は専門病院をご紹介します。
発達障害
生まれつきの特性として、社会性やコミュニケーションの取り方、想像力、感覚の受け止め方などに違いがみられる状態を指します。自閉スペクトラム症(ASD)や学習障害(LD)などが含まれます。
主な症状
- 人との関わりや会話のやりとりに難しさを感じる
- 興味や活動の幅が狭く、特定のことに強いこだわりをもつ
- 学習や作業に苦手さがある
- 感覚が過敏、または鈍感である
治療
根本的に症状をなくす治療はありませんが、特性を理解し、生活しやすくなるような支援を行います。心理教育、環境調整、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、薬物療法などを状況に応じて取り入れます。
注意欠如多動症(ADHD)
注意が続きにくい、落ち着きがない、衝動的に行動してしまうなどの特徴がある発達障害の一つです。学業や仕事、人間関係に影響が出ることがあります。
主な合併症
- 集中が続かず、うっかりミスが多い
- 静かにしているのが難しく、落ち着きがない
- 思いつくまま行動し、順序立てて動くのが苦手
- 約束や計画を守るのが難しい
治療
環境調整や生活習慣の工夫を基本に、必要に応じて薬物療法を行います。また、行動療法や家族へのサポートも治療の一環として重要です。